随筆(第20篇)随筆サイトの管理人、数独やりすぎて後悔する。

数独の恐ろしさ

ふとスキマ時間が出来たので、何気なく数独を始めて見る。そして気づいたらXX時間後。我が身を顧みると、何かすっかりヘトヘトだ。浦島太郎の呪いか。いや、これが数独の恐ろしさなのだ。

ここでは数独の説明は割愛しよう。一言でいうと知的でありながらサクッとおもしろい、中毒性の高いゲームだ。初級者から上級者まで、自分のレベルにあわせてゲームを選べるところも特徴だ。

数独は、やればやるほど自分の技術も上がっていく。RPG的に積み上げていく要素はない。ひたすら自分のプレイヤースキルを高めていくのだ。私もそこそこの上級者を自認しているが、そこに至るまでにどれほどの時間を費やしたことだろう。ちなみにどれだけ自分の腕を磨こうと、それを他人にドヤ顔で見せつける機会はない。

いずれにせよ思うのは、人生って短いということだ。一日24時間。うち睡眠7時間。ご飯やお風呂など生活必需的な時間が2時間として、活動時間は15時間ほど。さらに学業や仕事などで10時間費やすと仮定すると、自由な時間は5時間。そのうち3時間を数独で費やしたとしたら、あなたの人生は数独の人生だったと言っても過言ではないだろう。

人生が退屈だと言う人もいるが、ある程度世間の風潮に乗っかりながら生きていると時間は全然足りない。私の例で言えば、最近ではポケモン新作が発売されて*2022.11記みんな騒いでるしやってみるか、と言うことで手を出したり。見逃せないスポーツイベントなどもある。意外とやりたいことだらけなのだ。

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だがいい大人になってくると、その忙しさの”質”みたいなものを考える局面に出くわすことになる。忙しいのはよいのだけど、これによって私の人生は良い方向に向かっているのだろうか？そもそも人生って。。

そんなことを考えるうちに、数独で時間を潰している自分に罪悪感を感じてくる。こんなことを感じるのは、私だけだろうか。根拠はないが、国内でも数万人単位でいるのではないだろうか。このページに迷い込んでしまったあなたも、きっと仲間に違いない。

ちなみにスマホの数独アプリをアンインストールしたところで、何の解決にもならない。再インストールなど何の手間でもないからだ。ファミコンをやりすぎて母親にソフトを隠されるような時代風景は、令和にはもう存在しない。まあ対象が子供ならペアレンタルコントロール的なものが今の時代にはあるが。。

Google先生に相談してみた

私は悩みごとがあったら、まずGoogle先生に相談することにしている。Google先生は質問の仕方によって様々な答えを返してくれる”クセの強い”先生なので、今回もいろいろな質問をしてみた。わかりやすい例でいうとこんな感じ。

「数独　時間の無駄　解決方法」

もちろんGoogle先生は、そんなことは教えてくれない。代わりに別のことを教えてくれた。Google先生が教えてくれたことを一言で要約するとこうだ。

「数独は脳に良い。もしくは悪い。」

そんなことはわかっている。他にも様々な検索を試してみたが、納得の行く答えは返ってこなかった。Google先生も得意不得意があるので仕方がない。

自分なりに考察してみる

ソシャゲのガチャ規制を行っている他国の事例を聞くことがあるが、まあそれはおいといて。

数独がやめられないと言う話をしながら、私は過去に似たような話をテレビで見たことを思い出した。テレワーク中に動画サイトを見てしまうので、家事代行サービスを利用して動画を見られないようにPCを設定してもらう話。要は家事代行業者に動画サイトのパスワード設定/管理をしてもらうと言った類の話である。ペアレンタルコントロールの大人版だ。

家事代行に頼んでまで娯楽への誘惑を断とうとする意志は素晴らしいと思う。だがその方には申し訳ないが、正直意味ないと思った。システム的に設定しても迂回策がある、と言うだけの話ではない。例えば「動画見られないなら、マンガにするか」とかそう言う発想になってしまわないだろうか。誘惑ってそう言うものだよね？

そして現実へ。

やはり現実に向き合う必要があるのだと思う。具体的に何と向き合うのだか。私が考えるにポイントは2点。

• 仕事に集中できない「自分」と向き合う
• 集中できない「環境」と向き合う

これらは真面目に考えると、重い話だ。

「自分」と向き合う。自己分析から始めることになる。だが自分を責めすぎることはよくない。頼れる人に相談するのも良いかも知れない。前述例示したように外部サービスを利用するのであれば、家事代行業者ではなく医師とかカウンセラーに相談すべきだ。(個人の見解です。)

「環境」と向き合う。これもいろいろな要因が考えられる。家の問題？もしくは仕事？ 仮に仕事がつまらな過ぎて集中出来ないことが原因だとすると、極論として情熱を注げるような新しい仕事を探すべきかも知れない。もちろんそんな仕事簡単に見つからないし、見つけたと思って転職したらやっぱり違った、などと言うことも有り得る。

中毒性のあるゲームとの向き合い方は、ごく真正面から行くと人生との向き合い方に重なる部分があるのは事実だと思う。突き詰めればテーマが「時間の使い方」になるわけだから。マジメに考察したら議論が重くなってしまった。

ちなみに私は仕事中に数独したりしない(念のため)。仕事中は仕事の成果を上げるために大量の愚痴を吐き出しながらも最善をつくすのが私の矜持であることは、一応ここで言っておきたい。誰が見てるかわからないし

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だが気分転換のツールとして、数独は極上。あなたも別に数独をやめる必要はない。ぜひ１ゲームで切り上げる技術を磨いて欲しい。「それが出来れば苦労しない」と言われる知れないが、突破口はある。論じ出すと長くなるのでまた機会があれば。

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執筆当時、2022.11.23 0:00。asmiさんが新曲をリリースした。リピートしながら寝ようと思う。そういやリトグリの新曲発表も23日の朝の番組だっけ。世の中には誘惑が多い。

今後とも精進する。