[VoiSona] feat. こむらさきももか & AiSuu / 自己紹介 / ボカロ制作録Vol.35(随筆第98篇)

35曲目の制作

今作は35作目。2024.8.21に動画サイトに投稿。

私のYouTubeチャンネルの「チャンネル登録していないユーザー向けのチャンネル紹介動画」に設定すべく着手。何か私っぽい曲にしたい。改めて考える。私は何なのか。非常に流動的で不確定な存在。だからこそ強く抱く、安定への希求。そこへ向かう力の弱さ。悲観的な地球観と平和への想い。

なんかアレですね。香ばしくなってきましたね。そんな感じでまったりと仕上げたわけです。

ボーカル制作

今回はおとなしめのメロディ。何となくレガート多めに。ゆったりな雰囲気だけ出して、MIXで色付けして仕上げようと。うまく行ったのかは謎だけど、自分的にはゆったりシンプルな中にボカロ感的なものも出せた、、のではないかと。

伴奏制作

今回はIK Multimedia製品中心に。まずMODO BASS 2。ベース音源もいろいろ試したけど、コレはさすが界隈人気No.1(適当)という感じで、重厚感的な意味で雰囲気出しやすい。気がする。かなりパラメータ複雑で、低音の聴き分けが怪しい私にはよくわからない部分が多い。けどいい気がする。ただ不具合なのか、たまに一定の音域がごっそりミュートされたりする。手当てが面倒だし、バウンスする時気づかないとアウト。いとわろし。だがそれを差し引いても私のベース初手になりつつある。ここ3曲連続(前作-本作-次作)でベースはコレ使ってるんですよね。

あと個人的に気に入ったのがHammond B-3X。オルガンなのだけど、ギターっぽい感じにしても雰囲気出るし、エモいPluck(弦をピンって弾く感じの音)的な使い方もできる。これクセになりそう。

ドラムはMODO Drum。コレも界隈で割と評判が良い方のドラム音源、と思う。けど何と言うか個人的にはちょっと使いづらかったような。何か聴感よりもデシベル稼ぐ感じ？まあエフェクトの使い方とか含めて、慣れてないだけの可能性の方が高いわけだが。また機会があればトライしたい。

ミックス

今回は曲調おとなしめだしシンプルなので、ミックスもシンプルに。その中で、ボーカルの音色は積極的にいじってみた。ところどころボカしたり、高音だけ変えてみたり。FabfilterのVolcanoがめっちゃ使いやすいんですよね。

MV制作

今回は咲里キリコさんの「ハルナガスクジラ」をお借りして。曲の制作中に何となく決めておりました。優しい色遣い。私は曲に”色”がついてる感覚があって。どれにしようとか考えるまでもなく、脳内データベースから勝手にヒットしちゃってた感じと言うか。

絵の雰囲気が良い感じに曲に寄り添ってくれるので、もうほぼそのまま貼ったまま。ただ背景がずっと動かないのも何か淋しいのでパーティクルをピクセル化してウネウネさせてみた。

歌い手

• こむらさきももか
• AiSuu

曲の世界観

誰の「自己紹介」なんだよ、ってことなのだけど。それは割とどうでもよくて。賢い私の仮説によると、ヒトはヒトと繋がるために生きている。地球を構成する物質は間違いなく(適当)、何かで消えた星の破片。それらを紡ぎ合わせて我々の社会が出来ていると考えると、「自己紹介」って言うのはその集合に参加するためのトークンみたいなものだよね。そんなことを考える夜。

こんな時に聴いてほしい！

この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。

• 眠りたい夜
• ヒトと出会う前の夜

サブスクでの配信

Apple MusicやYouTube Music、Spotify、etc.　気が向いたらぜひご一聴を。

(2024.9.11リリース！)

終わりに

曲を作る上で一番大事なのは歌詞。これが最近の私の見解だ(なお頻繁に変わる)。紡いだ歌詞がメロディになって、適切なボカロキャラたちの声になって、そして何かの表現体として完成されていく過程がエモい。神様、私に歌詞をください。

今後とも精進する。