[PiaproNT] feat. 初音ミク / 世界はボクらを試してる / ボカロ制作録Vol.30(随筆第91篇)

全然関係ないけど、近所にあります初音町。旧町名(今は谷中の一部)なのだけど、「初音」の名は公園や通り、店名など至るところに残っている。私のお気に入りの散歩ルート。

初めての初音ミク。何を歌ってもらおう。。とりあえず谷中を散策するか。そんな感じで着手した本作。

初初音ミク、ですね

Sairei

なんかソワソワするのです


このコーナーでは日々のできごとや日頃思うことを雑多に綴っています。

今回のコメンテーター

皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。

目次

30曲目の制作

今作は30作目。2024.4.17に動画サイトに投稿。

29作目から約2か月。制作環境をめちゃくちゃ変えた。モニタースピーカー、オーディオインターフェース、MIDIキーボードを変え、サブディスプレイを導入。ついでに部屋のレイアウトも変えて作業用の椅子、サイドテーブルまで新調。関係ないけどカーテンも新たに。軽く別人の部屋。

そしてスランプに陥った。まあ私ごときにスランプと言う言葉が許されればの話だけれど。やっぱ大きいのはスピーカーと思う。プロ向けのヤツ買っちゃったんだけど。音が違う。今まで使ってた音源とかエフェクトに違和感を感じる。何か音の解像度が上がってる。たぶん。スピーカーを変えたことで、今まで聴こえてなかった音域を耳が拾うようになったのだろう。知らんけど。

ハイレベルな話はおいといて、とりあえず音源何使えばいいのか迷子。要領よく何でもこなせる賢い私、手も足も出ない。「スピーカーは慣れるまで一年くらい掛かる」と専門家は言っていた。気長に慣れていきたい。だがとにかく曲を作らねば何も始まらない。

伴奏制作

音源で一番重要なのはドラムである(適当)。知らんけど今はドラムが怖い。トリッキー過ぎると収集つかないが、無難だとつまらない。むずい。今回はAddictive Drumsで全て賄った。キットはシンプルに。GrooveはMIDIパックで整合性を保ちながら所々遊んでみる。ドラムの打ち込みって楽しいんですけどね。やってると細かい表現とかも作っちゃうんだけど、完成してみると目立たないことも。

次に重要なのはベース(適当)。今回はKick 2と言うキック(バスドラム)音源を利用。キック音源なのにプリセットにベースがある。これが何か、鳴ってる周波数が低いお陰なのか、埋もれない感じで小気味よく鳴ってくれる。曲に合わせてフィーリングでポロンポロンと手弾きで。ところどころクオンタイズしつつ。周波数高めのところはちょっとノイズに聴こえたりしたのでEQ。

上モノは久々のAmple Guitarでエレキ感を。Chipsounds、Massive X、Scarbee Mark 1で脇を固める。Scarbee Mark 1はKOMPLETE14に収録されてるKontakt音源だが、今回初利用。フェンダーローズの音。Massive Xも久しぶり。環境変わって私の中でKOMPLETEが再評価されつつある。だがずっと鳴ってるのはChipsoundsだったりする。

ボーカル制作

初めてのPiapro NT。ボカロソフトも4つ目と言うことで、それほど操作に迷うこともなく。。。と思ったがPiapro NTかなり取っつき悪い(個人の感想です)。シフト押さないとスクロール出来ないとか、地味なところでつまづく。いろいろ細かいところで操作感がアレなんですよね。UIのお作法がなってないと言うか(個人の感想です)。

だがやはり初音ミクは初音ミク。あの初音ミクが歌ってくれるだけで心躍る。V6/SynthV/VoiSonaユーザとしては、初音ミクって伝説上の存在って感じだったので。

ミックス

環境が変わっていろいろスランプなので、安全運転を。今回はエレキが割と暴れるので、殺さずに鎮める。AMPLE GUITARって目立つ割に意外とデシベル食わない感じであまり苦労しなかった。さすが専用音源。

あとはパン振りで遊んだりせず、音色イジり系のエフェクトも最低限に抑えてとにかく安全運転。実は本作の前、別の一曲ほぼ作り終わってた。だが遊びすぎてワケわかんなくなって、ボツにしたんです。だから怖くて。いや、ミックスやり直せばいいじゃんって感じなのだけど、そんな気分になれないと言うか。何かもうワーッってなって。と言うことで今回はとにかく曲として成立させることを第一にミックスしたのです。

MV制作

割と久しぶりに絵ありのMV。Microsoft系の何か名前が安定しない(個人の雑感です)AIに幾つか描いてもらう。それをFinal Cut Proで処理してつなぎ合わせる。動画制作はもう慣れた気がする。センスはともかく。正直楽曲制作よりも楽しめてる自分がいる。まあ自作曲のMVだから楽しいのだけど。

私はFinal Cut Pro上でMotionVFXと言うプラグイン群を使っている。MotionVFXは基本有料なのだが、中には無料のプラグインもあって。私は有料のものもいくつか使っているが、今回はmMatrixと言う無料プラグインが大活躍。プリセット数は少ないのだけど、何かカスタマイズし易いんですよ。この界隈、ドツボにハマると重課金になりがちだが(個人の感想です)、無料プラグインでも優良なソフトがたくさんあるなあと改めて思った次第でした。

Sairei

優秀な無料プラグインたくさんあるのです

高ければいいと言う世界でもないですからね

歌い手

・初音ミク(Piapro Studio NT)

初めての初音ミク。ボカロ始めて、やっぱ一度は初音ミクでと言う想い。ボカロソフトの壁もあって、一年越しで実現。今後も他の歌い手ともどもお願いしたい。

曲の世界観

一言でいうと世界平和。世界平和を私なりに、すごく遠回しに祈ったのがこの曲。

ヒトは愚か。何度繰り返してる。そんなボクらをこの世界は包んでいて。。

Sairei

毎回のことだけど自作曲の解説ってヤボですよね

やめてしまえこのコーナー..

こんな時に聴いてほしい!

この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。

  • 嫌なニュースを見た時
  • 何か反省したい時
  • 夜ヒマな時

サブスクでの配信

Apple MusicやYouTube Music、Spotify、etc. 気が向いたらぜひご一聴を。

(2024.5.9リリース!)

終わりに

VOCALOID6、Synthesizer V、VoiSona、Piapro Studio NT。試したいと思っていたボカロソフトは本作でコンプリートした。今後は深堀りしつつ、うまく使い分けていきたい。これ以上手は広げないようにしたいとも思う。

まだ使ってないプラグインがたくさん..

Sairei

音楽の道は果がないのです

今後とも精進する。


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このサイトはボカロ曲作り手のSaireiが、自由に言葉を紡ぐ随筆サイトです。

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