「あ、星だ。」と気づく時、それはたいてい金星だ。一番星。太陽や月のような存在感はないけれど、地球にとって特別な星。思えばなんか不思議。
という訳で金星にまつわる曲を書くことにした。ところで皆様は、金星について何か思い出とかあるだろうか?私は海外旅行とかで折に触れて日の出や日の入りを待つ時、金星が見えていたことを朧気な心象風景的に思い出す。そう言えば金星見えていたよなあ、的な。
メインを張るのではなく、何か気がついたら寄り添ってくれる存在が私にとっての金星だ。だから今回も標題に金星を冠しつつ、金星そのものを歌い上げると言うより朧気に見え隠れするような曲にしてみよう。そんな感じで制作した。
タイトルはやや意味不明ですね。
これまでの曲で一番名付けに時間掛かったのです。
皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。
20曲目の制作
本稿の執筆時点で既に22曲制作しているが、今回は20作目のご紹介。2023.9.26に動画サイトに投稿。なお18-19作目は無色透明祭に出品している関係で、2023.10現在本サイトでは紹介していない。
今回はGUMI@VOCALOID6と夏色花梨@Synthesizer Vの共演。ボカロソフト違うと歌い方もだいぶ変わるので、新鮮で楽しい。両方の設定とか調整しないといけないので面倒と言えば面倒。だがとにかく、併用することで歌い手候補が倍増するのがうれしい。本作はメロディと歌詞が出来たところでいろいろ試して、GUMI&夏色花梨のデュオにしている。何かユニゾンすることで透明感が増す気がするんですよね、この二人。
なお、今回MVは初めてFinal Cut Proで制作した。テロップ入れは最近AI(TextAlive)に任せっきりだったが、ちょっと自分でやってみようかと。正直おとなしくTextAliveに任せた方が早いし格好良く仕上がる気がしないでもない。だがまあ、やりたくなったからやった。それだけのこと。
テロップ入れるの、結構楽しいのです
センスばれるのが難ですけどね..
歌い手
今回は以下のフォーメーションで制作している。
- メインボーカル:GUMI & 夏色花梨
GUMIはお馴染み、と言うか我らSairei音楽隊のスーパーエースだ。夏色花梨は初。声は好きなのだけど、何か私の作風だと合う歌少ないかも?とか思ったりしつつ。今回GUMIとの相性がよいと認識したので、そう言う活用の仕方をしつつ、夏色花梨完全メインな曲を作ることで作風の幅出しも今後してみたい。
曲の世界観
金星はどこか、心象風景の中のパーツと言うイメージ。私独自の感覚であまり賛同は得られなそうだが。冒頭で述べたとおり、私の記憶しているいろんな情景の中に金星が何気なく浮かんでいる。
ひたすら金星の出てきそうな心象風景を描いてみることにした。永遠の厨二病である私の心象風景は基本的にメルヘン。深夜、海沿いの森で月夜の虹を見る。そして夜明け。見知らぬ大地を道も分からぬまま進んでいく。そんな中、何となく空には金星が佇んでいる。ちょっとよくわからない。そんな感じの曲に仕上げたつもりだ。
今回の歌詞は「印象派」と呼んでください
ちょっと何言ってるのかよくわからないです
こんな時に聴いてほしい!
この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。
- 何か無駄に夜更かしして後悔している時
- 疲れてもいないが何となく気分を変えたい時
サブスクでの配信
Apple MusicやYouTube Music、Spotify等の主要なサブスクサービスでも配信開始している。サブスクご利用の方は気が向いたらぜひご一聴を。(以下のリンクから各サブスクへ飛べます。)
終わりに
金星は惑星なので、タイミングによって見える位置も大きさも違う。肉眼では判別難しいが、形すらも違う。だがだいたいの場合において、地球から見える最も明るい星だ。また、最接近した時に地球からの距離が最も短くなるのも金星。ちなみに話が微妙にそれるが、地球との近さは平均すると水星が一位らしい。学校では教えてもらえない豆知識。
ともあれ、夜空で特別な存在感を放ちつつ、主役と言う感じでもない不思議な惑星。そんな金星を眺めつつ、今宵もまた楽曲制作に励みたい。
水星の話、いりますかね..
役に立つ情報、なのです..
今後とも精進する。
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