チマチマ作り続けると、いずれ曲は完成する。毎回不思議に思う。楽曲制作はハードルがめちゃ高い。まず難しそうだし、作業量も膨大。膨大って言うかよくわからん。でも、少しずつでも音を積み上げるといつかは完成する。不思議ですね。
私がこの一年で学んだことはコレに尽きる。「作業を進めれば完成する」当たり前?知らんし。だって終わる気しないじゃん。
冒頭からキレ気味ですね..
楽曲制作でカルシウム消耗したのです(注:個人の感想です)
ともかく曲作りを振り返りたい。今回は“楽曲のコンセプトづくり”について。DAWを開く前の話。ホントは製作全体を振り返りたいが、風呂敷広げても畳めない。
なお本稿は随筆であり、楽曲制作ノウハウとかではない。一切役には立たないのでご了承を。私が敢えて振り返るのは、まあ日記感覚ですね。ちょこちょこリライトするので時系列はアレだけど。そんなんインターネットで公開するなって?まあソレはいいじゃない。。
皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。
前置き
これまでの関連記事
振り返り系記事として、プラグインとか設備系のものを過去に振り返っているので挙げておく。
半年の節目で書いた、、と言いつつちょこちょこ更新してる。私が新しいプラグインを導入するたびに更新するページと化している。タイトル変えようかな。。
Saireiについて
ここで簡単に自己紹介しておこう。我が名はSairei。音楽が好きな人だ。ピアノならちょっとは弾ける。頭が良く、礼儀正しい。あと、ちょっと残念なヒト。・・・とまあ、こんなところか。
さて本題に入ろう。
曲のコンセプトづくり
「何か明るい曲作ろう」くらいのノリでおもむろにDAW開いちゃうこともあるんだけど、まあ迷子になりますね私は。メロディとコードは並べられるんだけど、途中で「いやワシが今作りたいのはコレじゃない!」とベテラン陶芸家の気迫でボツにしたり。
趣味なので「作りたくない曲を作ってる」状況はなるべく避けたい。難しくて面倒くさい作業は避けて通れないんだけど。結構複雑なメンタリティ必要ですね。続けてくの超大変。
コンセプトは作りながら固まってくることもある。と言うかピアノ即興的な感じでメロディ/コードだけ先に作ることもあるから、事前のコンセプトが必須と言うわけではない。だけど私の浅い経験からすると迷子になる可能性が高い。少なくとも歌詞にはテーマ必要だし。必要・・・だよね?んで歌詞ハメていくとメロディ変わったりする。着手までに固めたコンセプトの具体性が、その後の作業効率を左右すると言えよう。知らんけど。
アイデアの着想
何かミュージシャン気取りで申し訳ないが、散歩したりシャワー浴びたりしてる時にメロディが降りてくることが多い。ちなみにシャワー率が高い。メロディと歌詞が同時に降りてくることもある。あと曲の題材みたいなものを思いついたり。
これらを普段からメモしたり録音したりして溜めておく。何かよく聞く話ですかね。
曲の世界観の決定
↑の着想で強烈に作りたい題材とかタイトルが思いついてればそれを進めるので、世界観とかあまり考える必要ない。そう言うのがない場合(思いついたサビメロディを元に曲を作る場合とか)について書く。
歌詞のテーマ
まず方向性を考える。明るい曲?暗い曲?いや考えないか。心に問うのだ。どっちでもよい。私の場合ただ単に「明るい曲を作りたい」みたいなモチベで着手することが多い。完成する時には暗くなってたりするんですけど。
で、方向性を徐々に具体化していく。例えば「一人ぼっちで悲しい」とか、「悩んでいるヒトに寄り添おう」とか。そこから更に「リモートワークでの会議で、散々な結果に終わったが一人暮らしなので愚痴を言う相手もいない」とか具体性を強める。そんな曲見たことも作ったこともないけど。
テーマは出来るだけ具体的なのがいい。「友人のAとBがすごいくだらないケンカしてたから感想を歌にしよう」と言うテーマで曲を制作した時は、メロディも歌詞もスラスラ書けた。自分が体験した具体的な事象だと作業は捗る。一般受けするかは知らん。だが私の経験上、自分固有の想いだったり出来事をテーマにしないと製作途中でダレてくる。一般的には普遍的なテーマの曲の方が多いかも知れないけど、これは趣味嗜好の問題ですね。
ただし、いくら具体化しても歌詞にすると抽象的になっていくのです..
結局何がしたいんですかね
タイトル
どっちが先かは置いといて、歌詞のテーマを決めたらタイトルも決めたほうが良い。良いと思う。・・・が、私の場合、タイトルは曲が完成しても決まんなかったりするんですよね。。無名の制作者にとってタイトルが一番大事だと思うんだけど、ヤケクソで適当につけちゃうことも。
ホント、タイトル困っちゃうんですよね。ただ賢者である私の策定した独自のロードマップ上だと、今はまだタイトルは気にしなくて良いことになっている。作りたい曲があって、その曲を裏切らないタイトルがあればそれでよい。
ちなみに「Saireiの子守唄」と言うタイトルの曲を作ったが、インプレッションクリック率は最悪だ。個人的には超お気に入りなんですけど。わかってたんですよ。知っててやったんです後悔はしてません。ホントです。・・・ホントなんです。。
歌手、楽器の仮決め
誰に歌ってもらうのかは曲の世界観に大きな影響を与える。歌手を先に決めてから世界観を設定する場合もある。逆に敢えて気にしないで楽曲制作を進めて、メロディのMIDIを各々に歌ってもらいながら決めることもある。伴奏の楽器も世界観に影響するが、こちらは途中で変えることも多いので適当。ただし「今回はギターとピアノで行こう」とか「ゴリゴリのシンセ入れよう」とかそんなレベルのイメージはしておく。ゴリゴリのシンセって何だ。
曲(メロディ)コンセプトの決定
メロディづくりはおもむろにDAW開いてピアノ打つところから始めることも多いが、その前に曲全体の構想をざっくり決めておくこともある。例えば「コーラス-ヴァース-コーラス-ブリッジ-サビ-アウトロ」みたいな全体の構成と、それぞれのパートのメロディラインを決めておく、とか。
・・・何か難しいこと書いてるように見えなくもないが、鼻歌をアタマの中で歌ってるだけです。
最終的にはDAW開いて、単音のメロディ+伴奏コードをMIDIノートとして打ち込んでコンセプトづくりは完了。ここまでやっておくと、どんな曲を作りたいのか、ある程度形になる。こっからが地獄なんですけど。あれ?好きでやってる趣味なんですけど。いや、ここから難易度が跳ね上げるんですよ。。
終わりに
とりあえず制作工程の第一歩を振り返れてスッキリした。「DAW開く前までの作業」と言いながら最後DAW開いてしまったが、それはよい。まあとにかく、私Sairei的には「歌詞のコンセプト」と「メロディ+コードのMIDI」が曲の中核って感じ。これさえ出来れば・・・と言うか前述のとおりここからが大変なのだけど。
また機会があれば別の振り返りをしたい。今後とも精進する。
著者がスッキリして終わるだけの随筆,,
業界に一石、、投じないのです..
ここまで読んでくださった方は、長文読解お疲れさまです。この曲↓↓を聴いてお眠りください。
さりげなく22曲目をPR ↓
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