[VOCALOID] feat. GUMI & 符色 / Whatever darkness if you have / ボカロ制作録Vol.18(随筆第78篇)

Whatと言う単語は意外と奥が深くて。と書き出すと何か英単語の解説をしないといけない空気。もちろんこのサイトでそんなことはしない。今回はWhatの眷属、一族の暴れん坊”Whatever”をタイトルの冒頭に据えて制作した楽曲のご紹介。

私は無色透名祭Ⅱに2作品を引っ提げて参加したが、その一作である。結果は底辺を彷徨う形になったが、もちろん普段よりも再生されたし、反響もいただいたので重畳。目指すのは頂上、でも目立つには慎重。そんな感じで引き続き精進していく次第である。

Sairei

コメントが欲しいのです..

冒頭から意味不明ですけど..


このコーナーでは日々のできごとや日頃思うことを雑多に綴っています。

今回のコメンテーター

皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。

目次

18曲目の制作

今回は18作目のご紹介。本人投稿としては2023.11.16に動画サイトに投稿。2023年にSaireiは26曲リリースしているが、最もSaireiらしくない曲と私は評価している。いやもう何か、楽曲制作ってすごいムズくて。毎回テイスト違う曲を作ってるつもりだけど、良くも悪くもパターンみたいの出来ちゃうんですよ。今回はうまくテイスト変えられた、、と制作者は語る。

無色透名祭向けに制作したので、コンセプトはとりあえず透明感。コード進行は自由に。ありのままにぶっちゃけると、ざっくり以下のような流れで制作した。

  • 気の向くままピアノで即興してMIDIデータを制作
  • そのデータをEZKEYSに読み込ませてコード進行を抽出し、それをもとに伴奏を生成
  • その伴奏に合わせて歌唱パートその他を作成

まあ↑の方法でそんなうまく行くわけもないので、いろいろ調整の繰り返し。とにかく土台を普段と違う制作方法にしたって話ですね。意識しててもコード進行には縛られがちなので、荒療治的にうまくいった。個人の感想です。

なお本人投稿にあたり、無色透明バージョンからドラムとかベースとか地味に変えた。自分的にはすごい良くなったと思ってるんだけど、こう言うのって感覚よくわかんないですよね。何度も聴いてる曲をアレンジ変えると、新鮮に感じる罠。新旧どちらが良いかは神のみぞ知る。そう、アナタが決めるのです。

急に押し付けがましい作者

Sairei

神とはつまり聴き手なのです

歌い手

今回は以下のフォーメーションで制作している。

  • メインボーカル:GUMI
  • サブボーカル:符色

無色透名祭1作目ということで、不動のエースGUMIに、安定感のある符色で脇を固めて盤石の布陣。

曲の世界観

本作は標題のとおり「闇」と、その根底に流れる自由の風みたいなものを描き出してみた。、、のだけど、作者が曲の世界観説明するのって、ちょっと野暮な時ありますよね。こんなサイト作っといてなんですけど。

無色透名祭のMVは白地に黒文字。白が自由を、黒が闇を表すと解釈。どこかの企業みたいな考え方ですね。とにかくイメージした世界観はそんな感じ。

個人的にはGUMIが英語をまくし立てるパートが気に入っている。何かちょっとストレスを吐き出してる感。所々違う単語を嵌めて発音をいじったりしているが、何か雰囲気が伝わるとうれしい。SaireiのGUMI曲はだいたいGUMIの声に引っ張られる形で世界観が形成するのだけど、今回は符色の力を借りつつSaireiが世界観を引っ張った感覚があって、GUMIは少し不機嫌に歌ってるイメージ。そこまで感じてくれたらもう作者冥利に尽きますね。ホントいろんなヒトに聴いて欲しい。。

Sairei

GUMIの英語好きなのです

独特の味しますよね

こんな時に聴いてほしい!

この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。

  • 暗い気分だが、無理にアゲたくもなく、そのままでいたい時
  • 何かの作業中

サブスクでの配信

Apple MusicやYouTube Music、Spotify等の主要なサブスクサービスでも配信する*。サブスクご利用の方は気が向いたらぜひご一聴を。(以下のリンクから各サブスクへ飛べます。)

*2023.12.7配信開始

終わりに

曲が完全に仕上がってもタイトルが浮かばないことが稀によくある。今回もそう。その場合とりあえず歌詞から辿るのだが、本作は我ながら難解な歌詞。「旅立ちの歌を歌うよ」とか言いつつ旅立ってる感じはしないし、イマイチ捉えどころがない。いや、適当に書いてるわけではないのだけど。

で、よくよく見直したら英語の部分が象徴的だった。ちょっと長いけどまあいいか。ちょっと聞き取れないくらいサクッと過ぎちゃうけどまあいいか。この界隈はタイトルが超重要だとは思うのだけど、それよりも大事なことってあるよね。。軽くメランコリックになりつつ、次の作品へ向かう私であった。

Sairei

先にタイトル決まってる場合は楽なのです

後回しはツケが来ますね、何事も

今後とも精進する。


本サイトのご紹介

このサイトはボカロ曲作り手のSaireiが、自由に言葉を紡ぐ随筆サイトです。

あとYouTube

Saireiによるボカロ曲チャンネルです。→

 

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