[VOCALOID] feat. GUMI & 小春六花 / 時の宝珠 / ボカロ制作録Vol.24(随筆第76篇)

時間。それは未だ人類が解き明かしていない大きな謎。生けとし生きるもの全ての身近に在る、エネルギーのような、それでいて空間のような何か。宇宙が、地球が、人類が、そして個人個人がそれぞれ向き合う「時間」と言う概念。私には謎は解明できないけれど、想うことは出来る。その想いを歌にすることは今作のみならず、私の制作活動のテーマの一つでもあったりする。

いや、宗教じゃないです。ボカロ曲制作です

過去作で「宗教っぽい」ってコメついたのを未だに気にしている作者

Sairei

空飛ぶスパゲッティ・モンスター教なら、少し興味あるのです


このコーナーでは日々のできごとや日頃思うことを雑多に綴っています。

今回のコメンテーター

皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。

目次

24曲目の制作

今回は24作目のご紹介。2023.11.12に動画サイトに投稿。

今回も例によって、天から降ってきたインスピレーション(しつこいようだが宗教ではない)を軸に曲を制作。とりあえずメロディとコードをDAW上に並べて。。あ、これ長くなるやつだ。途中で気づく。

私は現段階では1曲あたり2-3分で収める方針としている。その方が気軽に聴いてもらえそうだし、6分の曲を1曲つくるより3分の曲を2つ作る方が経験値が溜まりそう。あと尺が長いと何が大変って、

  • 通し確認に時間が掛かる
  • 展開のマンネリを防ぐためにいろんな演奏パターンが必要
  • 音量バランスを整えるのがめんどい
  • PCの処理が重くなったりする
  • MV制作も大変

雑にリストアップするだけでもこれだけ。作り始めは「完成するのか、コレ」と思う。それでも何か溢れる想いと言うか、めくるめく冷たい情熱が私を創作へと誘うのである。聴いてくれるヒトがいるといいなあ。。

Sairei

チマチマ作ってても、いずれ完成するのが不思議なのです

管理人宅には10年以上作りかけのプラモが眠っています

あと、大きな声では言えないが24作目にして始めてドラムの打ち込みに拘ってみた。楽曲制作を始めて以来、私はLogic ProのAIドラマー Darcyに頼り切り。Darcyどんな曲でも無難に叩いてくれるんですよ。ドラム経験ゼロの私としては、下手にイジるよりもDarcy様に任せた方が安全。ドラム音源をBatteryに変えてからも、Darcyに叩かせつつBattery側の鳴音を調整するような感じでやっていた。

だが、私もそろそろ音楽制作に慣れてきた。いや、あんまり”やってる感”は出したくないのだが、さすがに24曲も作ると少しは。そんなわけで今回からドラムもがっつり手を入れることにした。

やってみると、コレが超楽しい!何で今まで敬遠してたんだと思うほど。楽しすぎて音数(打数?)を増やしすぎた気もするが気のせいだろう。今後はドラムにもより拘っていきたい。

歌い手

今回は以下のフォーメーションで制作している。

  • メインボーカル:GUMI、小春六花

本作は曲のイメージをもとに、着手時点でこの組合せに決定。折角の大作なのでホントはリトグリみたいな多重のボーカルにしたかったのだけど、アレンジ難しくて。。だが今回ハモがとてもよく出来た(個人の感想です)ので、また機会があれば多数編成も挑戦したい。

曲の世界観

「時の宝珠」ってファンタジーっぽい響き。それにあわせて歌詞もファンタジーぽい雰囲気で綴ってみた。けど、テーマとしては現実的な「時間」。時間は残酷でもあり、空虚でもあり、それでいて希望に満ちた謎めいた存在。いや、やめよう。何か無粋な気がしてきた。

ともあれ私の個人的な感覚として、「時間」は「地球」に寄り添ってるイメージがあって。不朽の名作RPG、MOTHERのオープニング画面のような雰囲気がこの曲に合うかなと思っていたら、ニコニ・コモンズで良い素材見つけたのでMV、サムネのキービジュアルに利用させていただきました。

後半何の話だ

Sairei

MOTHERのオープニング画面はエモいのです

こんな時に聴いてほしい!

この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。

  • 超ヒマな時
  • 超忙しい時

悠久の時を想い、超ヒマな時は時間の大切さを再確認、超忙しい時には現実逃避していただきたい。

サブスクでの配信

Apple MusicやYouTube Music、Spotify等の主要なサブスクサービスでも配信する*。サブスクご利用の方は気が向いたらぜひご一聴を。(以下のリンクから各サブスクへ飛べます。)

*2023.12.3配信開始

終わりに

本作は処女作「どこに届いていますか?」と同様の世界観で、曲調も似ている。なので個人的には今までの制作活動の区切りみたいな感覚がある。ただ世界を見る視点として「どこに届いていますか?」は地べたから見上げているのに対し、本作は空の上から俯瞰しているイメージ。

重いテーマの長編を作ったので、次は何かお気楽な曲が書きたいなあ。。そんな想いを抱えながら、今日も鼻歌を歌っている。

鼻歌大事ですね

Sairei

鼻歌から出来る曲もあるのです

今後とも精進する。


本サイトのご紹介

このサイトはボカロ曲作り手のSaireiが、自由に言葉を紡ぐ随筆サイトです。

あとYouTube

Saireiによるボカロ曲チャンネルです。→

 

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