シンギュラリティ。私はIT界隈の人間だが、この手のバズワードはホント嫌い。定義が曖昧な上に、妙なマウント感がある。何か賢そうな人がテレビで「シンギュラリティが後5年で・・・!」とか言ってたけれど、私の解釈するシンギュラリティは300年くらいは掛かりそうなイメージ。何が言いたいかと言うと、この言葉で会話すると話が噛み合わなくなる。人によって解釈が違うんだもん。
そんなわけで、このクソみたいなワードについて一言物申すような楽曲を作ろうと考えた。考えたのだが、脳内で大きく話が逸れて「感情ってなんだろう」と言うことに思い耽ることとなる。シンギュラリティを「AIが人の知能を超える」と定義した場合、”感情”と言うものについて人類はもっとクリアにしなければならない(管理人個人の感想です)。
それには古来の哲学や心理学などから抽象度を削ぎ落とし、より論理的具体的、かつ統合的に人間というものについて組み立て直すような作業が必要となるであろう。人類の叡智はまだそのレベルに達していない(しつこいようですが管理人個人のやや厨ニ感漂う感想です)。感情って宇宙のように深遠なテーマ。
と言うことで、このように逸れた思考を歌に紡いだのが、今回ご紹介する「ヒトのこころ」だ。

小難しい話から入りましたね。



AIナメんな、人間ナメんなと言う両方の感情が渦巻いているのです。


皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。
13曲目の制作
本稿の執筆時点で既に22曲制作しているが、今回は13作目のご紹介。2023.7.4に動画サイトにアップロードしている。
今作は音街ウナをお迎えしての初の曲。なので音街ウナを全面に押し出している。一方、GUMI、符色も気に入っているので、3メイン的に組み立てている。Po-utaは、、、ごめんよ。。好きなんだけどちょっと私には扱いが難しくて、今回はお休みすることに。
音街ウナはSugar/Spicyとボイスバンクが別れているので、今回は両方起用。個人的な好みとしてはSugarが使いやすいが、これは作り手によって変わってくるんだろうな。。Spicyはかなりアニソンポップ的なイメージ強いけど、上手い人はもっとエッジの利いた使い方をするに違いない。
なお、私は次回作からKOMPLETE14を導入するので、この曲がLogic単体で制作した最後の曲だ。その意味でも思い入れがあり、今でも気に入っている曲の一つ。
歌い手
今回は以下のフォーメーションで制作している。
- メインボーカル:音街ウナ & GUMI & 符色
曲の世界観
「シンギュラリティ」
この言葉一つ解説するのに、浅めに書いても3,000文字ほどいただく必要がある。もちろんここではしない。ただ、分野によってはヒトの生産性を遥かに超えるコンピュータ技術はAIか否かを問わず既に生み出させれている現状。その中でヒトに残されている最後の優位性、そしてAIが克服すべき対象は感情・・・「ヒトの心」だ。
SF映画などでは、AIが感情を暴発して人類を滅ぼすと言うような定番のシナリオが存在する。私はこれを非現実とは思わない。けれど感情とはヒトを思いやり、涙を流す側面もある。花を美しいと感じたり、自分にとって何の得にもならないようなことを好き好んだりもする。
そんな、ボヤーっとして訳がわからないのが感情。シンギュラリティについてもそうだが、何か「ヒトってこう言うもの」とか「XX人は〇〇だ」はとか十把一絡げにわかったような口を利くヒトにはこの言葉を投げかけない。
「キミは何を知っているの?」「生きる意味でも悟ったの?」



好戦的な管理人..



怒られたら謝るのです。
こんな時に聴いてほしい!
この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。
- 人恋しい時
- スカイネットに地球を滅ぼされかけた時
サブスクでの配信
Apple MusicやYouTube Music、Spotify等の主要なサブスクサービスでも配信開始している。サブスクご利用の方は気が向いたらぜひご一聴を。(以下のリンクから各サブスクへ飛べます。)
終わりに
全然関係ないけど、楽曲制作中にやっては行けないことを5つリストアップしてみる。
- 酒を飲む(一時的に制作スピードは上がるが、手戻りになる上にバックアップ取ってなかったり..)
- 数独をやる(ちょっとブレイクのつもりが、気付けば小一時間経ってたり)
- 2曲以上を並行して制作する(これは熟練者には問題ないと思うが、私はダメ。全部雑になる)
- 深夜にDAWソフトを立ち上げる(生活のリズムが狂います)
- 制作中の音源を聴き過ぎる(時間が溶けるのと、感覚がズレてきます)
閑話休題。シンギュラリティと言えば、近い将来AIがボカロ曲を作ることになるだろう(個人的な想像です)。そして、ボカロ曲の評価もAIが行い、ヒトはAIのオススメした曲だけを聴く。そんな時代が来る。
私はそれを悪いことだとは思わない。ただ仮にもボカロ曲制作を始めた身。時代に合わせてどのようにこの世界を泳ぐのか、引き続き考えていきたい。



現状で溺れてますけど..



まだ陸が近いから大丈夫なのです..
今後とも精進する。
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