[VoiSona] feat. AiSuu/ Alive / ボカロ制作録Vol.33(随筆第96篇)

あなたは将来の夢、生きる目標がありますか?私は特にありません。人生に目標は必要だとヒトは言う。夢を追いかける、その過程が幸せなんですよね。わかります。わかりません。何も考えずに遊んでいた子供の頃、あんなにも楽しかったのは何で?

私は在来線各駅停車。使い古したレールの上を、ただ臆病に漂っている。夢とか目標とかよりも、その日その時に向き合うことで日々を過ごしている。それでもどんな時でも歩き続けていくその先に、私は希望を見つけたい。Alive

どうした急に

Sairei

歌詞の内容を要約したのです


このコーナーでは日々のできごとや日頃思うことを雑多に綴っています。

今回のコメンテーター

皮肉屋の魔女キャラ。管理人の意見や趣味に一定の理解を示しつつも、常に皮肉を言う機会を伺っている節がある。

目次

33曲目の制作

今作は33作目。2024.7.24に動画サイトに投稿。

とにかく明るい曲を、、、と思って着手したのだが、謎のクセみたいなものが発動して、また湿っぽい世界観を構築してしまった。私から生み出される歌詞はネクラでマジメ。作ってるうちにシンミリ化。これが私の作風なのか。コード進行は割と自由に跳ねているが、伴奏は歌詞を反映して大人しめに。うーん。マジメから脱却したい。けどまあ、とても私らしい曲が出来たと言うことで今回は満足。

ボーカル制作

今回はとりえずテンポ決めて、仮ドラムをVoiSonaのスタンドアローンに落とすところから始めた。ボーカル作り込む時はボカロソフト側で操作した方が楽な場合がある。軽かったり。ただDAWに移した後に修正しづらくなるので一長一短。

普段はメロディをピアノか何かでDAWに打ち込んで、そのMIDIをボカロソフトに食わせる。今回はいきなりボカロソフトに。これが結構シンドかった。思ったとおりのリズムをMIDIノートで書くのが意外とムズイ。いやグリッドにあわせるだけなのだけど。まあでも、このやり方は何かボカロと相談しながらメロディを作ってる感覚になれるので嫌いではない。

歌い手はメインAiSuu、ハモ担当こむらさきももかの布陣。

伴奏制作

今回も私のお気に入りシンセ、Current中心。Currentのプリセットは総じて残響効果が複雑で、それを活かしたり殺したりするのが難しい(個人の感想です)。Current内のパラメータで解決したいのだけど、私には奥が深すぎる。最終的には外部のGateでざっくり抑えたりする。力技。中盤はVSLのピッコロをピャーっと鳴らす。純粋なクラシック音源なので素だと流れ的にシンプルすぎるかな、、と思い、RhodesのV-PANで左右に散らしてみる。オートメーションで変化つけつつ。。

ベースはTrilian + NIのPrime Bass。Prime Bassは久しぶりに使ったけど、これハマるとすごくいい感じになりますよね。ハメるの難しいけど。今回はテンポ、コード進行ともに変則的なので相性悪かった気もする。じゃあ何で使ったんだって感じだけど、まあ趣味なので難儀することも時には一興と言うか。やってみるまで難儀するかわからんし。

ドラムはAddictive Drums。今回はキックとスネアについて、DAWのトランスポーズ機能を使って所々ピッチを調整してみた。パラメータ上は半音単位での調整になるのだけど、それでよい(個人の感想です)。微調整できるドラム用のピッチ補正プラグインも持ってるのだけど。うーん。正直なところ、ドラムのピッチなんて聴き分け激ムズなので、無段階でゴリゴリ調整するより、カチッとやって満足すればいいと思う。

ミックス

前述のV-PAN+オールFabfilterの布陣でMIX。ただ今回はほとんど音色をいじらず、音をまとめることに集中。曲の展開的に割とダイナミックに音が変わっていくので、違和感を抑えるために地味目に。冒険すると破綻しそうな気がしたので。。

関係ないけど、最近徐々に使うプラグインが固定化しつつある。私は今までもこれからも、100曲作るまではとにかくいろいろ試す!と言うコンセプトで制作してるんだけど、やっぱ同じものを使い続けることで成長できる要素もあると思うわけで。特にEQとかコンプ、ゲート、リミッターといった地味系(?)のツールはしばらく意識して固定する方針。知らんけど。

MV制作

今回は名画を。著作権切れ。いわゆるパブリックドメインと言うやつですね。

  • クロード・モネ 「夏 (草原)」
  • ピエール=オーギュスト・ルノワール 「川の風景」
  • ゴッホ「カラスのいる麦畑」

私は美術は語れないけど、やはり名画なので色彩が美しい。ホントは一枚絵もしくは同じ画家で揃えたかったのだけど、何か気づいたらバラバラになってました。絵を探すって難しい。

Sairei

ハマりそう!って思う絵には中々出会えないのです

歌詞の展開とかもありますしね

作成順序

  1. メインボーカル
  2. 伴奏(ベース、ドラム除く)
  3. ベース
  4. ドラム
  5. ハモリ
  6. MIX
  7. MV

歌い手

  • AiSuu (メイン)
  • こむらさきももか (ハモリ)

曲の世界観

“Alive”。使い古されたタイトル。でもアーティストごとに、それぞれの思い入れが詰まっている。唐突に中学生の頃の担任の先生を思い出す。「生きるって何だろう」が口グセ。いや中学生にそんなこと言われてもちょっと意味がわかんない。今でもわからない。だけど少し思う。そんなよくわからないことを考え続けていくことそのものが、生きると言うことなのかもね、とか。

安定の空中戦ですね

Sairei

答えは空にあるです..

こんな時に聴いてほしい!

この曲の合うシチュエーションを挙げさせていただく。

  • 疲れた時
  • 何かに失敗した時

サブスクでの配信

Apple MusicやYouTube Music、Spotify、etc. 気が向いたらぜひご一聴を。

(2024.8.22リリース!)

終わりに

私の活動目標は「100曲作ること」。ようやく1/3地点に到達したわけなのだけど。本作は制作期間一ヶ月半ほど。このペースだと10年くらい掛かるので、ちょっとつらい。とは言え雑に量産しても意味がないので、がんばる。がんばりで何とかしたい。Alive。

雑な締め..

Sairei

何事もメリハリなのです..

今後とも精進する。


本サイトのご紹介

このサイトはボカロ曲作り手のSaireiが、自由に言葉を紡ぐ随筆サイトです。

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Saireiによるボカロ曲チャンネルです。→

 

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